2015年10月21日水曜日

菊練りの上達法、まだ他にもありますか? 

Q:菊練りの上達法、まだ他にもありますか? (質問箱258)

A:大きな粘土(10キロくらい)で練ってみよう。

少し慣れてきたら、大きな粘土で菊練りしてみましょう。

大きな粘土はを練るには、正しいやり方でないと練れてくれません。

菊練りが発明されたときのことを考えてみてください。
混入した空気を抜くのが目的です。
できるだけラクに抜きたかったはずです。

一番ラクな空気の抜き方が「菊練り」だったんです。

大きな粘土で練習してみれば、ラクな練り方が身につくはずです。
僕(林)も大きな粘土でラクな練り方をするうちに、
菊練りができるようになりました。


写真は、菊練りを終わった12キロの黒粘土。

記事提供&copyright:津田沼陶芸教室

2015年10月10日土曜日

撥水剤を塗るとき垂れます。どうすればいいの?

Q:撥水剤を塗るとき垂れます。どうすればいいの? (質問箱257) 
A:撥水剤を多く付けないことと、もう一工夫を!

1、垂れるほど筆に付けない

撥水剤(赤い色の「スペーター」)は多く付けると垂れて、
釉薬を掛けたくない所以外も撥水してしまいます。

撥水剤を筆に付けたら、筆を容器の内側に押し当てて余分な撥水剤を落とします。
(このさい、縁でしごくように落とすと、撥水剤が外に垂れて指に付くと面倒です。
 容器の内側で落としてください)

2、垂れる方向を考えて、作品を置く

ひろい面を撥水する場合、垂れてもかまわない方向を考えて
作品を置きましょう。
写真のように置けば下に垂れても問題はありません。
逆に置くと、釉薬を掛けたいところに垂れてしまう危険があります。

作品のさらに下の方を塗るときには、上下をひっくり返します。



記事提供&copyright:津田沼陶芸教室

2015年10月9日金曜日

フチに当てる皮がうまく使えません。コツは?

Q:フチに当てる皮がうまく使えません。コツは? (質問箱251)

A:皮は親指と人差し指よりも先に出さないことです。

皮は指の代わりに当てるものです。
指よりもなめらかで、フチに当てやすいから。

ですから、指よりも先に長く出してしまうと
粘土にまとわりついて邪魔になります。

粘土に当てるのは、「皮が乗った指」と考えましょう。


 


 
 
 
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2015年10月6日火曜日

高台の外側を削るときカンナを安定させるコツを教えて!

Q:高台の外側を削るときカンナを安定させるコツを教えて! (質問箱259)
 
A:カンナを持った右手を持ち上げるように、左手の人差し指で上から抑え込むように。

  言葉で説明しにくいのですが。

  高台の外側にカンナを当てます。
  そのときカンナを持つ右手を上に持ち上げるように力を入れます。
  左手の人差し指でカンナを上から抑え込みます。

  こうすることで上下の力がバランスして、カンナのふらつきが無くなります。
  これは高台削りの極意です。
  ぜひ、マスターしてください。
  

  両手の人差し指の指先が白くなるくらい力を入れます。


 
 
 
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