2014年3月7日金曜日

釉薬の厚みはどのくらいが適当なのですか?

Q:釉薬の厚みはどのくらいが適当なのですか?  (質問箱205)

A:一般的にはハガキ1枚分の厚さと言われています。

それぞれの釉薬の特徴を生かすためには、その釉薬に合った厚さがあります。
青磁釉や志野釉などは、特に厚掛けしますし、
黄瀬戸釉などは、薄掛けにします。

釉薬の厚さ。
僕の目安は・・・・
石灰などの土石を使った釉薬では、ハガキ1枚分の厚さ。
灰を使った釉薬では、ハガキ2、3枚分の厚さ。
素焼きの破片に掛けてみて、カッターナイフなどで削り取って厚さを確認します。

 
 


※灰には燃えて無くなってしまう炭素が含まれているため、多めに掛ける必要があります。

ボーメ比重計は釉薬に刺して(垂直にして、釣りの浮きのようにそっと浮かべる)計ります。




ボーメ比重47(石灰透明釉)~54くらいの間で釉掛けすることが多いですね。
47(石灰透明釉など)50(灰釉、織部釉など) 54(鉄釉など)

記事提供:津田沼陶芸教室

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