質問
Q:津田沼陶芸教室の先生の服装は、やはり作務衣ですか?(質問箱50)
A:作務衣は持っていますが、陶芸をするときには着ません。
そでが広くてジャマになるのと、そうですね、
いかにも「トーゲーカ」みたいになるのが好きでないので。
あるとき、雑誌「陶磁郎」の編集者と話していたとき、
「作務衣を着て作業してる陶芸家に本物はいないですね」という発言があって、
思わずうなずいてしまいました。
陶芸を始めたいと思っている人や、始めたばかりの人が 知りたいことをQ&Aで答えます。 自分が陶芸を始めたころに???と疑問を感じたことや、 会員のみなさんから質問されたことがもとになっています。
質問
Q:津田沼陶芸教室の先生の服装は、やはり作務衣ですか?(質問箱50)
A:作務衣は持っていますが、陶芸をするときには着ません。
そでが広くてジャマになるのと、そうですね、
いかにも「トーゲーカ」みたいになるのが好きでないので。
あるとき、雑誌「陶磁郎」の編集者と話していたとき、
「作務衣を着て作業してる陶芸家に本物はいないですね」という発言があって、
思わずうなずいてしまいました。
質問
Q:ある本に、「1250度、12時間焼成」と書いてありました。そんなに長く焼くんですか?(質問箱49)
A:12時間かけて1250度まで温度を上げるということです。
1250度で12時間焼き続けるという意味ではありません。
じつは私も自分の窯を持つまでは、高温で長時間焼き続けるのかと思っていました。
質問
Q:釉薬を自分で調合してみたいのですが、教室で焼いてもらえますか?(質問箱48)
A:垂れて棚板を汚したりするため、教室では歓迎されないでしょうね。
津田沼陶芸教室では、熱心な会員のために以下のようなルールのものに
焼いてあげることにしています。
(ただし、あくまでもテストです。テストでOKと判断できたら、本番用も可能です)
1、調合した釉薬の成分と割合を報告すること
2、杯か小さな湯飲みの内側だけに掛けること
※1⇒どのくらい垂れるかや、となりの焼きものに色移りしないか判断します。
2⇒垂れても棚板は汚れません。
質問
Q:釉薬を自分で調合してみたいのですが、教室で焼いてもらえますか? (質問箱48)
A:垂れて棚板を汚したりするため、教室では歓迎されないでしょうね。
津田沼陶芸教室では、熱心な会員のために以下のようなルールのものに
焼いてあげることにしています。
(ただし、あくまでもテストです。テストでOKと判断できたら、本番用も可能です)
1、調合した釉薬の成分と割合を報告すること
2、杯か小さな湯飲みの内側だけに掛けること
※1⇒どのくらい垂れるかや、となりの焼きものに色移りしないか判断します。
2⇒垂れても棚板は汚れません。
●質問
Q:「菊練り(きくねり)」は、何のためにするのでしょう?(質問箱47)
A:菊練りの目的は、粘土の中の空気を追い出すこと。
粘土に気泡が入ったままでロクロを挽くと、薄い部分ができて失敗します。
さらに、素焼きしたときに破裂して、まわりの器にも被害が出ます。
そんなことを防ぐための練り方で、パン屋さんでも同じ方法で空気を抜いているそうです。
陶芸初心者でやたらと菊練りが上手な人がいたら、もしかしてパン屋さんかも。
「菊練り三年」と言われる技なので、最初はうまくできなくて当たり前ですよ。
●質問
Q:自分で作ったお皿に「ドラえもん」を描くと、問題がありますか?(質問箱45)
A:ドラえもんでも、ミッキーマウスでもなんでも描いてください。
著作権のことを気にされていると思いますが、
できたものを販売するのでなければ問題ありません。
モナリザを模写して、自分の部屋に飾っても罰されないのと同じです。
僕がドラえもんを描いて個展で売ったら・・・・著作権の侵害ですね。
では、津田沼陶芸教室でドラえもんを描くことを勧めて、
それを教室の「ウリ」にして会員を集めたら・・・・
これも著作権の侵害になるでしょうね。
でも、個人の楽しみとして描くのなら問題ありませんよ。
●質問
Q:底を厚く削ったのに、乾燥の途中で底がひび割れたのはなぜ?(質問箱43)
A:底を厚く削ったから割れたのです。
乾燥は縁から始まります。乾燥すると縮みます。
最後まで湿りが残るのが底の部分です。
縁から縮んできて、ギューッと粘土が上部に引っ張られます。
まだ柔らかい底の部分が耐えられずに隙間ができる。
こうして底に亀裂ができます。
底の部分を薄くしておけば、底だけ乾き残ってしまうのを防げます。
器の大きさにもよりますが、
底の厚さは5ミリから最大でも8ミリにとどめましょう。
私の経験で言うと、底の厚みが9ミリ以上になると、
時間をかけてゆっくり乾燥させないと底割れします。
記事提供:<a href="http://www.ne.jp/asahi/yasuhiko/hayashi/tsudanuma/studio" target="_blank">津田沼陶芸教室</a>
●質問
Q:削りのとき、高台のサイズはどう決めれば良いのでしょう?(質問箱42)
A:どっしりと見えたり、軽快に見えたり、高台はとても大事な部分です。
作り手のセンスの見せどころで、
器の幅の何分の一と言えないところが面白いところです。
とはいえ、初心者の人は、サイズのメドは知っておいた方が削りやすいでしょう。
高台サイズ(外側)のメドをアドバイスすると、
・湯飲み⇒径5センチ
・ご飯茶碗⇒径6センチ
・小皿⇒径7センチ
以上は、削り時点のサイズです。
高台のセンスを磨くには、ふだんから小さいメジャーを持ち歩いて
これは!、と感じた器の口径、高さ、高台のサイズをメモしておきましょう。
焼き上がりの高台サイズ×110%⇒削りの際の高台サイズです。
記事提供:<a href="http://www.ne.jp/asahi/yasuhiko/hayashi/tsudanuma/studio" target="_blank">津田沼陶芸教室</a>
●質問
Q:私は左利きですが、ロクロができますか?
A:できますよ。
ロクロでの形づくりは、右利き左利き関係なく時計回り(右回転)でする人がほとんどです。左
右どちらの手も、ほぼ同じ力で挽きますから、右利きの人と同じスタイルで行って不便はないようです。
ただし削りの場合は、利き手にカンナを持ったほうがやりやすいので、右回転の方が良いでしょうね。
(右利きの人は左回転に変えるのがふつうです)
記事提供:津田沼陶芸教室