2013年2月18日月曜日

Q:底を厚く削ったのに、乾燥の途中で底がひび割れたのはなぜ?(質問箱43)

●質問
 Q:底を厚く削ったのに、乾燥の途中で底がひび割れたのはなぜ?(質問箱43)   

   
 A:
底を厚く削ったから割れたのです。
   乾燥は縁から始まります。乾燥すると縮みます。
   最後まで湿りが残るのが底の部分です。

   縁から縮んできて、ギューッと粘土が上部に引っ張られます。
   まだ柔らかい底の部分が耐えられずに隙間ができる。
   こうして底に亀裂ができます。

   底の部分を薄くしておけば、底だけ乾き残ってしまうのを防げます。
   
   器の大きさにもよりますが、
   底の厚さは5ミリから最大でも8ミリにとどめましょう。

  
   私の経験で言うと、底の厚みが9ミリ以上になると、
       時間をかけてゆっくり乾燥させないと底割れします。
 
 記事提供:<a href="http://www.ne.jp/asahi/yasuhiko/hayashi/tsudanuma/studio" target="_blank">津田沼陶芸教室</a> 

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