●質問
Q:掛けた時に黒かった釉薬が、白く焼きあがるのはなぜ?
A:掛けるときの釉薬の色と焼き上がりの色とは、あまり関係ありません。
教室にある黒い釉薬は、原料にワラ灰を使っているから。
黒色は炭素の色で、1250度で焼くと炭素は燃えてなくなります。
ワラ灰は高温でも溶けにくく、焼き上がりは乳白色になります。
弁柄(酸化第二鉄)を調合した黒天目は、掛けるときは真っ赤ですが、
焼き上がりは黒くなります。
「え、この赤いのが黒くなるんですか!?」と驚く人を見ると、
自分も驚いたことを思い出して懐かしいです。
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