2013年3月18日月曜日

Q:釉薬が泡立って焼きあがった作品があります。どうして? (質問箱60)

質問
 Q:釉薬が泡立って焼きあがった作品があります。どうして? (質問箱60)

 A:釉薬が泡立つ(ブクが出る)のは、織部釉や鉄釉など
   酸化金属が入っている釉薬でよく起きます。

   釉薬を厚くかけたのではありませんか?
   厚く掛けたつもりはなくても、大きな作品には厚く掛かりがちです。
   厚過ぎないよう注意すれば、ブクは防げます。
   

   高温になると釉薬から揮発する成分が抜け出るために、沸騰した状態になります。
   その状態のままで窯の火を落とすと、作品に泡立ちが残ります。
   
   釉薬を厚く掛けると、揮発するべき成分も多く含まれてしまいます。
   沸騰したままで焼成が終了してしまうことになるため、
   作品にブクが残ってしまいます。
 

記事提供:津田沼陶芸教室

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