2013年11月4日月曜日

ロクロの上で粘土がブレます。どうすればいい?


Q:ロクロの上で粘土がブレます。どうすればいい?  (質問箱178)

A:1、右手は手で押すのではなくて、肩で押す。

  2、手の位置は、右手がやや手前。その対角線上に左手を置く。

  3、両手は指先まで粘土を包み込むこと。

芯出しのとき、あるいは途中で粘土がぶれたとき。
安定させようとすればするほどブレてしまう人が多いですね。
私は上のアドバイスをしています。

1は、押し相撲の腕の形を想像してください。
 手で押すというより、肩で押す感じ。
 少ない力で粘土を抑え込むことができます。

2は、肩で押すとき、いちばん力が伝わる位置です。




※粘土に力を加えるのは、右手の手のひらの左下部分



 
3は、粘土を手の中で(中心で)回転させるため。
 左手は指先まで粘土に触れていること。
 右手は左手の指の上に重ねる。

 
※言葉ではなかなか説明しにくいのですが、
 手指を安定させることや、ムダなく力を粘土に伝えること。
 これらの先人の工夫は、工学的、力学的にもじつに合理的です。
 (まさにロボット工学だなぁ、なんて感動することもたびたびです)

 そんなこともアタマの片隅におくと、ロクロの上達も早いでしょうね。

記事提供:津田沼陶芸教室

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