2012年8月22日水曜日

●質問 Q:そちらの教室のやきものは「なに焼き」なのでしょうか?

●質問
 Q:そちらの教室のやきものは「なに焼き」なのでしょうか?

 A:教室の会員がつくる作品についても、私(主宰の林)のつくる物についても
   よく質問されます。そして、ちょっと困ってしまいます。
   なぜなら「なに焼き」でもないからです。
   しいて言えば私のものは「林焼き」。
   会員の大橋さんの作品は「大橋焼き」ということになります。

   唐津焼、信楽焼、備前焼、美濃焼、常滑焼、益子焼き・・・・など
   各地にさまざまな「○○焼き」があります。
   なせ「○○焼き」と名前が付いているか。それは産地のブランドだからです。
   
   「あ、備前焼フェアをやってる!ちょっとこの店、のぞいてみようか」と
   思ってもらえるメリットがあるからブランド名が付けられているのです。

   いっぽう陶芸作家の場合は、個人名がブランドです。
   信楽の粘土を使っているとしたら、それは作品をつくるうえで、
   その粘土が表現しやすいという理由からです。

   趣味で陶芸をしている人(教室の会員)は、「アマチュア陶芸作家」です。
   ですから、唐津の粘土を使っていても
   宮崎さんの作品は唐津焼ではなくて、「宮崎焼き」ですね。 

記事提供:津田沼陶芸教室

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