2012年8月28日火曜日

質問 Q:私には「絵心」がありません。どうすれば作品に絵が描けますか?

質問
 Q:私には「絵心」がありません。どうすれば作品に絵が描けますか?

 A:「絵心」とは「絵の心得」のことですね。
   陶芸の場合は、上手な絵は描かなくてもいいですよ。
   「絵描きが描いたやきものの絵はつまらない」と言われます。
   その理由は、絵付けの段階で完成してしまっているから。
  
   1230~1250度になる窯の中で焼かれると、釉薬が化学反応します。
   「窯に絵を描かせる」と言うように、一本引いただけの線でも、濃淡が出たり、
   流れたりして、変化に富んだ色と質感の宇宙が現れます。

   上手な絵を描こうとしないで、自分が描いた絵を窯がどんなふうにアレンジしてくれるか
   楽しんでみてはいかがでしょう。 

記事提供:津田沼陶芸教室

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