2012年8月24日金曜日

●質問 Q:釉薬が素焼きの表面にくっつくのはどうして?

●質問
 Q:釉薬が素焼きの表面にくっつくのはどうして?

 A:「接着剤が入っているんですか?」と聞かれたことがあります。
   釉薬には接着剤は入っていません。
   
   素焼きされた粘土は多孔質(穴のたくさん空いた状態)で、吸水性に富んでいます。
   水を含んだ釉薬が掛かると、その水分を急速に吸収するため、
   素焼きの表面に釉薬が残ります。

   厚い素焼きは水をたくさん吸収して、薄い素焼きは少ししか吸収しません。
   ですから、同じように釉薬に浸けても、厚い素焼きには釉薬が厚く掛かります。

   接着剤でくっついているわけではなく、釉薬の粉がただ載っているだけです。
   こすったり、ぶつけたりすると剥がれてしまいます。
   触るのは必要最低限にとどめておきましょう。 

記事提供:津田沼陶芸教室

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